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2012年06月23日
2012年06月16日
続塗会告知

塗会再び
去る6月9日に行った、伝統的古色塗りの体験・実習の集い「塗会」。その2週間後である、来る6月23日(土)に、前回未施工部分の仕上げ作業を行います。つまり塗会続編の開催です。
前回に同じく、見学・参加を希望される人は連絡の方、宜しくお願いします。なお、塗会終了後の当日夕方より、手打蕎麦の小会も行いますので、併せて検討下さい。
上掲写真: 町家や古民家等の伝統家屋で用いられる板戸建具。中央の桟が幅広になっている型で、「帯戸(おびど)」とも呼ばれるもの。仏間の仕切りや玄関間(中の間)等、比較的格式が問われる場所に使用される。古色塗り補修の参考として。桟部分は代用黒漆、板部分は柿渋に松煙と少量のベンガラ(弁柄・紅殻)を溶いて塗布後、荏油で定着させて施工。照明の関係でかなり赤っぽく写っているが……(主宰蔵)。
2012年06月09日
2012年06月02日
塗会告知

塗会開催
6月初旬。暑さと水の季節、夏への助走期間とも言える梅雨入りが近くなってきました。それに備え、主宰宅の玄関回りの塗装を行うことにしました。古い戦前風情を残す箇所の為、その施工には、紅殻(ベンガラ・弁柄)や松煙(又は油煙)、亜麻仁油(ボイル油)等の天然素材を使う伝統工法を採用します。
昨今京都ですら珍しくなってきたこの工法。大した面積に行う訳ではありませんが、体験・実習の場を兼ねて「塗会」として公開することとしました。塗装に関する集いなので「ぬりかい」です。興味ある人、参加を希望される人は、連絡の方、お願いします。
詳細
開催日: 2012年6月9日(土曜)
時間: 14:00頃〜17:00頃
集合場所: 京都市左京区内(詳細は連絡後通知)
集合時間: 14:00頃
備考
・荒天中止。
参加条件
見学のみ、もしくは実習参加の双方可。但し、どちらも顔料や油で汚れる可能性があります。本来は1人でも出来る作業なので、以前の「古色塗装会」とは違い、日当や謝礼の類は出ません(笑)。なお、参加希望の場合は事前にメール等での連絡をお願いします。
持ち物その他
・手袋(作業による手荒れ等が気になる人)
・汚れてもよい服&靴
その他、着替えやタオル、御菓子等は適宜考慮願います。顔料や油は衣類に付くと取れなくなる可能性が高いです。実習参加者のみ、上下雨着の支給を検討しています。
以上、何か不明あれば、連絡願います。
上掲画像: 松煙と柿渋、荏油を使った古い水屋箪笥の再塗装。柿渋に松煙を溶いたものを塗装後、荏油で定着させる伝統的水性塗装。今回行うような油に顔料を溶く「油性」ではないが、伝統塗装が持つ良さ、「渋味」の参考までに……。