2012年03月11日

続新春山会終了

京都市街東部・如意ヶ嶽山中にて発見した、巨大な土塁関門の前方(下流側)に付属する石積堰堤の廃墟

新遺構発見!継続調査決定

先月5日開催の山会の続編として行われた如意寺探索の会は本日無事終了しました。参加者の皆さんお疲れ様でした。

寒の戻りを受けた、時季らしからぬ行程でしたが、発見多い有意義なものとなりました。特に、如意寺より古く謎めいた、まさに幻の寺院といえる「檜尾古寺」への関連が疑われる遺構を発見するという大きな成果を得ました。

これらのことや、更なる疑問解明の必要を受け、この企画を今後も継続して行うことを協議決定しました。他の予定や探索適期との関係上、今のところ連続して行うことは予定しておりませんが、興味ある方は、どうぞご期待下さい。

なお、今回の詳細はこちらをご覧下さい。

上掲写真: 如意ヶ嶽山中にて発見した、巨大な土塁関門前方(下流側)に付属する石積堰堤の廃墟。切石を想わせる比較的均等な形状・大きさの石材が使われていることから、近世以降の水利施設の可能性も疑われるが、戦略的要地にある為、土塁と共に中世如意ヶ嶽城の防御施設の一部を成していた可能性もある。公による遺跡指定等は全くされておらず、破壊・消失の危険性が高い「ノーマーク」の古跡(訂正:最新の遺跡地図では如意寺遺構の範囲内に含まれていることが判明)。
posted by みんちり本部 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知
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