
塗会再び
去る6月9日に行った、伝統的古色塗りの体験・実習の集い「塗会」。その2週間後である、来る6月23日(土)に、前回未施工部分の仕上げ作業を行います。つまり塗会続編の開催です。
前回に同じく、見学・参加を希望される人は連絡の方、宜しくお願いします。なお、塗会終了後の当日夕方より、手打蕎麦の小会も行いますので、併せて検討下さい。
上掲写真: 町家や古民家等の伝統家屋で用いられる板戸建具。中央の桟が幅広になっている型で、「帯戸(おびど)」とも呼ばれるもの。仏間の仕切りや玄関間(中の間)等、比較的格式が問われる場所に使用される。古色塗り補修の参考として。桟部分は代用黒漆、板部分は柿渋に松煙と少量のベンガラ(弁柄・紅殻)を溶いて塗布後、荏油で定着させて施工。照明の関係でかなり赤っぽく写っているが……(主宰蔵)。